倉敷翠松高校ってどんな高校?

在校生・先生・卒業生、翠松高校をよく知る三者からのリアルな声を聞いてみよう!
中村 元紀 先生
専門科目:保健・体育
バレーボール部 顧問
目標
挨拶があふれる学校にしたい
Vol.01
先生

活動の目的は、バレーボールを通じて人間的成長をすること

バレー部の顧問をしています。

私が考える翠松高校バレーボール部の活動の目的は、バレーボールを通じて人間的成長をすることです。高校卒業後の長い人生の中で、仲間から信頼され、先輩や上司に可愛がられ、後輩からは憧れられるような人物に成長してほしいという願いを込めて指導しています。

翠松高校のバレーボール部では、学校生活だけでなく、放課後の練習や週末の練習、さらには合宿を通じて、家族以上に長い時間を仲間と共有しています。そんな濃密な時間の中で、コミュニケーションを深めながら、礼儀や立ち居振る舞い、人として大切にすべきことを学ぶことができます。仲間と支え合い、時にはぶつかりながら成長し、一生の財産となる絆を築けることが、この部活動の最大の魅力です。入部当初から見守り続けてきた生徒の成長を感じられたときは、本当に嬉しく思います。

ビーチバレーで準優勝を掴めたのは、
生徒の頑張りは一番に、周囲の応援あってこそ

バレーボール部では、2020年から本格的にビーチバレーの指導も行っています。当初、私自身がビーチバレー未経験だったため、手探りでのスタートでしたが、とにかく沙美海岸に生徒を連れて行き、ホームセンターで購入したロープと園芸用ネットで自作のビーチバレーネットを作って練習を始めました。

徐々に活動が周知されるようになり、多くのご縁に恵まれてビーチバレー用具を自由にお借りできるようになったり、ビーチバレー専門のコーチがスタッフとして加わったりと、環境が整ってきました。

2024年の全国大会で準優勝を掴めたのは、多くの方々が活動に関わり、応援してくださるようになったことが間違いなく大きな要因だと感じています。そして、何より厳しい暑さの中で選手たちが最後まで本当によく頑張ってくれたことに感謝しています。

部員と一緒に翠松高校の新しい歴史を作る!

翠松高校のバレー部は、まだまだ発展途上の段階です。私自身も未熟な部分はありますが、部員たちとともに翠松高校バレー部の新しい歴史を作っていきたいと考えています。成績や結果も大切ですが、それ以上に、翠松バレー部を応援してくださるファンやサポーターを増やしていくことも目指しています。

私自身、高校時代を振り返ると、朝から晩まで、年始から年末までバレーボールに打ち込んだ3年間でした。大会で勝ったことや、全国大会に出場したことは素晴らしい思い出ですが、一番印象に残っているのは、部活動の合宿として無人島でサバイバル生活をしたことです。自分を成長させてくれた貴重な時間でした。いつか翠松高校のバレー部でも、実現できたらと夢見ています。

歴史を誇るとともに、挨拶があふれる学校にしたい!

翠松高校は開校から140年以上の歴史を誇り、“和敬静寂”を信条とする「茶道教育」を行うなど、他の高校にはない貴重な経験ができる学校です。女子バスケ部、男子バドミントン部、ライフル射撃部、吹奏楽部など、全国大会に出場する部活動が複数あり、生徒たちはそれぞれの情熱を追求しています。

元気な生徒はたくさんいますが、何事にも全力で取り組む生徒がさらに増える学校にしていきたいと考えています。特に学校行事は、高校での体験が最後になる生徒も多いと思うので、仲間とともに全力で楽しみ、かけがえのない思い出を作ってほしいです。自然と意欲がわくような活気ある環境をつくるのは、まずは“挨拶から”と信じているので、挨拶があふれる学校にすることを目指しています。生徒に望むなら、まずは身をもって示すべく、私自身、生徒たちに負けないような挨拶を心がけています。

高校時代は、自分の“内面”を磨く時期

「艱難汝(かんなんなんじ)を玉にす」

私が小学生の時、初めてバレーボールを教えてくれた指導者から教えてもらって以来、座右の銘として大切にしている言葉です。不安や悩み事は全て、より魅力的な人へと成長するための通過点だと思ってほしいです。子どもから青年へと移り変わる成長期真っ只中のみなさんはもちろんのこと、正直、私自身、大人になった今でも不安や悩みを抱えることがあります。でも、それを「自分の成長のため」と前向きに捉えると、意外と乗り越えられるものです。それに、悩みや不安以上に、高校生活には楽しいこともたくさん待っています。

困ったことがあったら一緒に乗り越え、一緒に成長していきましょう!